今日から9月。
この夏、学童のために毎日お弁当を作った、なんてお母さんも多かったのではないでしょうか。
自宅にいたお母さん達は、朝の片付けが終わると再び昼食の準備に追われ・・・と嘆いている美食脳メンバーの方もいました。笑
作るって、そう簡単ではないですよね。
食事作りが好きな人でさえも、毎日タスクのように続くと手放したくなることもあるかと思います。
今の日本って、女性の社会進出がものすごい時代です。
日々の忙しい生活の中で、毎日の食の大切さを忘れがちになってしまうのも無理のない時代背景なのだよな~とつくづく思います。
寝る、お風呂に入る、食べる、という基本的な行為の時間は削れないので、一体何を削るのかというと、「食事を作る時間」「買い物の時間」です。
そこに対して、食事づくり、食材供給が外注化・商品化されるようになりました。
もちろん、そういったものを上手に利用するのは大切です。
辛くて涙が出るような食卓では、幸せは生まれませんから・・・。
ただ、外注・商品化された食事が一体どのようなものなのか、だからこそ、その他の食事の機会にどのようなものを摂取しておくといいのか、という判断基準を持っていることはとても意味のあることだと思います。
自分や大切な人たちとの食事に対して、考える力・判断力があるのとないのとでは、体重・体型・体質に大きな差が生まれるからです。
だから、食の教養を身につけることは大事です。美食脳とは、美しく健康になるための食の教養。
食育の対象は、子供だけではありません。子供から高齢者に至るまでの全ての人に必要となります。
現に、現在の日本において、40歳以上の成人の4人に1人は糖尿病というデータがあります。
糖尿病とは、すぐに発症する病気ではありません。(Ⅱ型においては)
現在、肥満傾向であったり、食事内容が偏っていたりして体重・体型・体質になんらかのSOSサインが出ていれば、十分に「糖尿病予備軍」だと考えるべき時代なのです。
本当に、一人一人が見識ある行動を取る必要がある時代に突入しました。
メディアに影響されているフードファディズムに影響され、一つの商品や食べ物があたかも健康美に大きく働きかけると過信していると、痛い目をみるのは我々消費者であることは間違いないのです。
一人でも多くのご家庭に、食の教養をお届けできるよう、スピードもって活動をしていく所存です。
代表理事 高久恵美子