美食脳では、食事バランスを大切にしており、1回1回の食事での「量」と「質」を意識していただいています。
以前、受講中の生徒様からこんなご相談をいただいたことがあります。
「みなさん、野菜にお肉・魚にごはんにとしっかり食べることができていて、焦ってしまいます。
わたしにとって、この量は多くてとても食べきれなくて辛いです。」
同じ悩みもお持ちの方もいらっしゃると感じています。
その為、今回は「一度の食事で量が食べられない人はどうする?」というテーマでお話をして行きます。
食事が「精神的苦痛」になってはいけない
これは、非常に理解できます。
なぜなら・・・・。
小学校低学年の時の筆者は、給食を完食できなくて、昼休みまで居残り給食をしている常連だったからです。笑
お腹いっぱいなのに、「食べなきゃダメだ」と言われ、泣きながら食べていましたね。
それも、高学年になると「おかわり」をするように変化して体型はポッチャリさんになりました。
あとは、あまり気の知れていない人たちと行く「コース料理」が苦手です。
もともとの嗜好で、こってり脂が苦手なわたしは、お腹が満たされ始めてから出てくる脂したたるサーロインステーキや、バターソースなどを見るだけで、「うっ」とこみ上げてくるのです。
とくに、ご招待いただいている席だと、残すわけにも行かないですし、それを考えるだけで気が重くなりますよね。
よほど気遣いしてくださるシェフの方だと、「少し少なめに盛り付けました」などとお声がけくださる時もありますが、それは本当にまれ!!!
シェアする食事や、自宅での食事の方で、かつ、気の知れた人たちとの食事ほど、安心して美味しくいただけるものはありません。
食事とは、精神的に「喜び」や「幸せ」を感じさせてくれるものですし、そういう環境づくりも欠かせません。
大量に食べることができる人・少食の人っていったい何が違うの?
胃の大きさ??
いいえ、そうではありません。
これは、あくまでも医学の教科書上ですが、胃の大きさは、年齢では異なるものの、成人の胃の容量は切除などをしていない限りはほぼ同じだと思ってください。
例えば、年齢の違いだとこんな感じです。
《胃の容量》
2歳児 500ml
成人 1200~1400ml
(お子さんは、1回で入る食事の容量が少ないですから、このたった500mlのなかに、どれだけ栄養を入れてあげることができるか、は、とても大切だということがわかりますね!)
もちろん、内視鏡などをすると、胃の長い人、などはいますが、容量はほぼ同じになります。
一回の食事で食べられる量が少ない人は、「胃が小さい」というよりは「胃の機能が小さくなった」と考えるとわかりやすいでしょう。(胃の機能が低下した、だなどと、ネガティブにとらえないでくださいね!機能は回復します!)
胃の機能とは、
- 食べたものを、胃を伸ばして溜め込む
- 食べ物を消化する
- 蠕動運動をして食べ物を送り出す
ことを意味します。
伸縮して、消化をして、送り出す。
これらの活動が活発な胃は、食べ物の量が多く入りやすくなる、ということです。
有名人がダイエットのために胃を切除した、という話題が最近メディアできかれましたが、全くもって本末転倒な考え方だということが分かりますね。
少食の人の胃の機能とは?
では、胃の機能はどのようにして小さくなってしまうのでしょうか?
それは、
- 慢性的に食べる量が少ない
- 食事制限をして胃を使っていない期間が長い
ことが大きな要因だと考えられます。
とはいえ、ここで落胆しないでくださいね!体の機能は、必ず変化をしていきます。
朝はお腹が空かない!という方で、それでも朝食を食べる生活にしていきたいという意思がある方は、少しずつ朝食を食べるようにしていってください。
▽朝食を抜きのデメリットはこちらをクリック▽
美食脳ラボ「もう常識!?朝食抜きダイエットで太る理由」
一回量が食べられなくて焦る!という方は、美食脳バランスのグラフをご自身ペースで縮小していければ十分です。
とくに、食事をセーブする、ということを繰り返していた方だと、頭では「食べた方がいい、食べるようにしなきゃ!」と思ってはいますが、どこかでは「食べるのは怖い、食べたら太る」という意識も手伝っています。
徐々に「食べても大丈夫」に切り替えていって、どこかのタイミングで「今日はいつも以上に食べることができたなぁ」という時に、うれしい気持ちと、太らなかったという事実を体験することによって、「食べる恐怖」へのブロックが外れていきます。
毎日の食事に、理論での正解はありません。
ライフスタイルも体質も十人十色。
だから、食事も十人十色。
美味しく楽しく食べてキレイになろう!
一般社団法人日本美食脳アカデミー協会では、365日毎日の食事で「何を」「どうやって」「どのくらい」を、一般の方にはなかなか理解できない栄養学の難しい言葉を使用せずにお伝えしています。
《これまでの受講生の声》
・「もっと早く出会いたかった!」
・「g計算やカロリー計算をしないので、私にも子供にもやりやすい!」
・「食べる量が2倍になったのに体重がどんどん減っています!」
・「同じ食事を食べた主人も体重がー7キロになりました!」