今回は、卒業生の池田尚美さんへのインタビュー内容のご紹介です。
尚美さんは、栄養士の資格を持たれていますが、その知識の豊かさが故にダイエットに翻弄されるというご経験をお持ちでした。
25歳の時に体重ー14kgのダイエットに成功し、その後なかなか落ちない体重に悩み当協会へ♪
どうぞ、ご覧ください。(インタビュー日時:2022/1/28)
【高久】
今日は、長野から池田尚美ちゃんにご登壇いただいております。
尚美ちゃんは栄養士で、現在パーソナルとして食事指導のお手伝いをされています。
現在の尚美ちゃんは、すっきりされた美人さんていう印象なんですけども、初めて会った時、なおみちゃんは27歳くらい。
身長もあるけれども、比較的大きめな可愛らしい女の子というイメージがあったのですが、今は、大人のレディになられてます!それでは、尚美ちゃん、自己紹介をお願い致します。
【美食脳マイスター尚美さん】
山岸尚美と申します。結婚して池田から山岸になりました。
初めて高久先生にお会いしに行ったのは、今から約6~7年前、高久先生のブログを見て1dayコースに参加したのがきっかけでした。
【高久】
当時印象的だったのが、栄養士の資格持っているんだけども、やっぱりダイエットから抜け出せないというようなことをおっしゃっていて。どんなダイエットを経験してきたのですか?
【美食脳マイスター尚美さん】
デトックススープ、置き換え… ありとあらゆることをやりました。
【高久】その成果は出たんだよね?
【美食脳マイスター尚美さん】
25㎏MAX増えていたころから、12~14㎏くらいは落ちたんですけども、そこから全然びくともしなくなってしまって。
他の食事法とかも学んでみたけれど、結構制限が多くて・・・。
肉や魚がよしとされていなくて、菜食主義寄りの考え方の方が強かったので、(美食脳の)肉も魚もっていうフレーズに魅力を感じました。
【高久】
じゃあ出会った頃には14キロ痩せたんだけど、そこから体重も落ちないぞ、という時だったわけね。
そもそもなぜ、ダイエットジプシーのループに入ったと思いますか。
【美食脳マイスター尚美さん】
実は、子供時代はダイエットに困らずでした。
家のご飯がちゃんとしてたんだなっていうのはすごい感じています。
そのあと大学で一人暮らしをした時に、どうしたらいいかがわからなかったし、当時のダイエットというと制限が強く、意識もそちらに向いていてしまいました。
情報は色々あるけど何が正しいかわからなく、情報に振り回されてたので、いいと言われればそっちに飛びついていました。「これ」と信じられるものがなかったんだと思います。
【高久】
一人暮らしとか、ライフステージの変化がきっかけで食事が変わってしまったが故に、体型とか体調が変わってった、というのが一番のきっかけだったと思います?
【美食脳マイスター尚美さん】
大きかったと思います。
【高久】
親の食事って、自然といいものだったということが大人になってからわかるんですよね。
でも、いざ一人暮らしをスタートした時に、何をしていいのかわからなくって、生活が変わった途端に食事が乱れてしまうという方多いですよね。
尚美ちゃんはそこからダイエットが始まってたわけですね。
マックスの体重にまでいってしまった原因は何があったと思いますか?
【美食脳マイスター尚美さん】
普通の感覚だったら、増えていく体重を見ていくうちに「やばいな」と歯止めが効くと思うのですが、「ここ超えたらヤバいな」と思ってるところを超えた時に諦めが出てきました。
自分に興味がなくなり、「やばい!!」がなくなって、増えていく体重に慣れていくというか、麻痺していくというか…。
本当にやばいっていうことを自覚するまで、順調に増えていきました。
ある程度自分でコントロールできない範囲に行くと諦めがつくというか、もうどうしていいかわからないし、メイクとか服装とかも選択肢がなくなったり、着るものもメンズコーナーに行って、という感じになってきて、何も楽しくなくなってくるので…
【高久】
わかる!
私も体重が MAX だった時、友達がはいているような膝上のスカートなんて、全くはける気配もないし、自分がメイクするとか、スカートはくという発想が全くなかったなぁ。
入らないとわかっているから、レディースに興味がなくなってくる。入るものを探す、という…。笑
もっとぽっちゃり対談、面白い!!
【美食脳マイスター尚美さん】
当時の写真はないので、それだけ自分が嫌だったんだろうなっていうのがあります。
懐かしき過去ですね。
【高久】
そこからどうして変わろう、ダイエット始めよう、となったのですか。
【美食脳マイスター尚美さん】
当時、栄養学を学んでいる時だったので、食事指導とか、健康診断とかで測るとかそういう単元の授業があった時に、自分がメタボそのものだし、何も言えないなって。
死活問題だと自覚して、心を入れ替えようと思ったのが大きかったです。
もうどこをとっても異常値で、誰よりも自分がヤバいなと見つめ直しました。
【高久】
メタボっていう言葉にツボに入ってしまった(笑)
指導なんてできたもんじゃない、そういう気づきがあって、自分変えようと思ったということですね。
【高久】
尚美ちゃんだからこそ聞きたい重要なことが。
当時は毎月東京に通って来て頂いてましたよね。
尚美ちゃんがいざ卒業するという時、腸の状態がいい、肌が変わってきた、という体質改善はいくつか出てきていたけれど、すごく覚えていることがあって。
周りの人達は3ヶ月の中で体重がどんどん落ちていく中で、尚美ちゃんが期待していた体重の変化っていうのはさほどなかったんだよね。
「それだけ代謝が落ちている可能性があるから、尚美ちゃんは長期戦だよ」って何度もお伝えしていたけれども、あの時って尚美ちゃんはどんな気持ちでした?
【美食脳マイスター尚美さん】
自分が全然今までやってなかった知識とか、踏み入れたことのない世界に入った感じだったし、普段出会えないようなお仲間の皆様にに出会えたりという多くの恩恵もありました。
でも、先生の「卒業してからが本番だから」っていう一言が結構ずっと響いていたのもあって、卒業してから続けたことで、あ、やっぱ何か変わってきたかもって言う感じがあります。
【高久】
記憶が正しければ、大きく成果が出ました!の報告が、卒業から1年半ぐらい経過した時だったはず。
久しぶりに会った時に、「継続してくれてた」ということが、驚きと嬉しさでいっぱいでした。
よくぞ尚美ちゃんご自身が自分を信頼してくれていた、美食脳を信頼してくれていた、という。
なぜ結果がなかなか思うように出てこない中でも続けられたと思いますか?
【美食脳マイスター尚美さん】
そうですね…
なかなか体重が落ちないことで焦りはありました。
でも、講座での学びに「なんかいいな」というのがあって。
体重的には大きな結果は出てこないけど、気分的なものが違ったりとか内面の変化から感じることが大きくて。
もう少しやってみよう、もう少しやってみよう、というのもあったし、毎回完璧!!は無理だったので、でもできる範囲で「ベストよりベター」でいいっていう、肩の荷を下ろした状態で、うまくいかなかった時に、立て直せるというか、リカバリーの部分が支えになったというか。気負わずに続けられたのがよかったと思います。
【高久】
嬉しい!
皆さんの合言葉になってるのがきっと「ベストよりベター」とか
楽しんだらリカバリーっていうところなんでしょうね。
ずっと継続して結果が出せている方達って、ここの三つをご自身たちなりに受け止めてくださってるなーっていうのを感じています。
結果が出て体重が25 kg 落ちた、というご報告をいただいたのは数年前でしたよね。どうしてその結果をキープできてると思いますか?そこがね、やっぱり難しいと思うんですよ。
【美食脳マイスター尚美さん】
しんどかったし、辛かった時期が長かったので、もうそこに戻りたいと思わない気持ちが大きいかもしれません。
あとは、感覚としては、難しいことを習慣にしていない、というのがありますね。
【高久】
なるほど。
過去にそういった辛い経験があったからこそ、もっと楽な自分でいるためには、やるべきことはやっておきたい。
そして難しいことやってる意識もなかったっていうことですね。
【美食脳マイスター尚美さん】
そうですね。
(食事内容を)書かなくても、自分の感覚で過不足を判断できるようになった、というのが結構大きくて。
不足に気付けたら、じゃあ次の食事はこうしよう、という考え方が今まではありませんでした。
何を食べてるか意識してなかったんだなぁって。
【高久】
本当に本当にその通りです。
こうやって卒業生の皆さんが、まさにわたし自身が経験してきたことを、そっくりそのまま体感してくださってるということがすごく嬉しい!
何が不足したのか、何を摂りすぎたのか、自分で自覚することが大事で、その修正を自分で繰り返すしかないですものね。
具体的に、ダイエットを手放して得られた心の喜びや体の変化はどんなものでしたか?
【美食脳マイスター尚美さん】
まずは体重です。
20代の時から高かったコレステロール値もです。
他には、何だか色々なものが軽くなりました。
思考もそうだけど、考え方が軽くなったから、すぐに行動に移せたりとか。
服装も変わったり、選べる自由ができたり。
【高久】
もう、格言だらけ!
すごく共感できます。昔は入れるとも思ってなかったお店に入れて、試着をしたら入った時のあの喜び!
この服、私にも着られるんだ、とかね。
その喜びをずっと持っていたいなと思いますよね。
【美食脳マイスター尚美さん】
そうですね。今までは選択肢に入らなかった、本当にやりたいことができるというか。
先生のビフォーアフターの写真を見せてもらったときに、本当に人の身体って変わるんだっていう。
励みになったというか。
↑こちらがそのビフォーアフター写真です。
【高久】
人のビフォーアフターの写真って結構来ますよね。
私もあの写真公開したのは、講座が始まって数年目ぐらいでした。
誰かの個別面談の時に見せたら、すごい勇気になったって言ってくださった方がいらして。
そうか、この恥ずかしい写真も、もしかしたら使った方が人様の役に立てるのかもしれないって気づいて。
身体の中も見た目も変わって、それだけではなく気持ちの面でも大きく変わったっていうことですよね。
最後に、栄養士さんとしての尚美ちゃんが、これからも伝えていきたいこと、健康美や食に対して大切だなと思っていることをまとめていただけると嬉しいです。
【美食脳マイスター尚美さん】
そうですね。
食べちゃ駄目という気持ちがすごい大きくて、食べたら太るっていう気持ちが大き過ぎてしまって、我慢とか制限に走ってしまう方がまだまだ多いなぁと感じています。
でもそういう考え方って、結局健康も崩してしまうし、太って辛い時期の時間も戻らないし、食べることにプラスのイメージというか、いいイメージを持っていただいきたいです。
健康も心も崩てしまう方が減るといいなと思っています。
【高久】
本当ですね。
身体と心の両方の健康がないと習慣化もできないですからね。
【美食脳マイスター尚美さん】
そうですね。
心の状態と身体の状態って繋がってるなって思うので、食べ物は大事だけれど、ストレスを抱えていたら、出るものも出ないし、ため込んでる状態っていうのは心の状態も一緒だなって。
こっちが軽くなっていくと、体も軽くなるというか。
【高久】
痩せてるのは全てではないけれども、元肥満体型だった私たちからすると、
選択の自由が増えたとか、身軽に色々なことができるようになったとか、自分に自信がついたとか、
今後も手放したくないですよね。
【美食脳マイスター尚美さん】
そうですね。
本当にしんどかったので。もういいです(笑)
【高久】
切実ですよね(笑)
尚美ちゃん今日はありがとうございました。
美食脳メンバーの皆さんも、時期が経って忘れてきたこととかある方もいらっしゃるかもしれません。
尚美ちゃんのお話をきっかけに思い返していただいて、色々参考になっていただければ嬉しいです。
それではみなさん、ステキな土曜日をおすごしください!
ありがとうございました。
↑尚美ちゃんのビフォーアフター写真も掲載のご許可をいただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
池田尚美さんが受講された講座は、現在の「美食脳マイスター2級」「美食脳マイスター1級」となっております。